マリア・カラス生誕100年を祝う会

マリア・カラス生誕100年を記念したお食事会を開催いたします!
皆様のご参加、お待ちしております。


【日 時】2023年12月2日(土)11:30~15:00

【場 所】Chez Inno (東京都中央区京橋2-4-16 明治京橋ビル1F)
           ◆東京メトロ銀座線京橋駅5番出口より徒歩1分
           ◆ JR東京駅八重洲南口より徒歩7分
           ◆都営地下鉄浅草線宝町駅A5番出口より徒歩5分

【参加費】25,000円/1名
【募集人数】先着38名(定員に達し次第募集を締め切らせていただきます)
【申 込】下記参加申込フォームよりお願いいたします
    

 

 

マリア・カラスを食そう

12月2日に永遠のディーバになったマリア・カラスの生誕百年を迎えるというので、昨年から関連のCDや書籍を買い集めて楽しんでいます。
残されている映像や音声は録画・録音技術の水準が低く見劣りがしますが、圧倒的歌唱力や情感たっぷりな演技力は色あせていません。
直接彼女をみかけたこともライブに参加する機会も一度もありませんでしたが、ミラノ・スカラ座に彼女の衣装が展示されているのを見た瞬間、なぜか親近感を感じたのを覚えています。
マリアの名声が広く日本に伝わるのは、全盛期が過ぎた1970年前後だったようです。


71年から翌年、パリのマキシム・ド・パリで料理修行していた井上旭さんは、マリア・カラスと世界の海運王オナシスが来店していたのを目撃したことがあるそうです。
2人は恋人でしたが68年にオナシスは、故ケネディ大統領夫人のジャッキーと結婚し半年もせず別居状態になったものの離婚せず、その後、世紀の三角関係が75年まで続きます。


マキシムの料理に「仔牛のパイ包み」があったそうですが、マリアが「仔羊に変えて料理して」といって以来、彼女の好物になったらしいのです。
9年前ですが井上シェフに「マリアとお話ししたことあるのですか」とお尋ねしましたが、「ない」とおしゃっていました。
井上さんは84年に「シェ・イノ」を開店し、「ソースの達人」として高く評価されたのです。
この店のフォアグラとトリフのソース ペリグーは絶品で、このソースを添えた「仔羊のパイ包み焼きマリア・カラス風」はフランス料理の秀峰で、私の好物です。
この料理は、総料理長古賀純二シェフが丹精込めて守り続けていただいています。


井上旭さんは一昨年11月6日にご逝去されたとのことで、日本のフランス料理界への貢献は忘れることができませんが、古賀総料理長が会長、いつもお世話になっている支配人の伊藤賢児さんが社長に就任されてお店は大盛況です。
葬儀にも、新しい役員の就任の会もないままで、なんとなく寂しいように思い「マリアの生誕100周年記念日に昼間マリア・カラスの会できないかな」といってみたら「やりましょう」と伊藤社長がおしゃいましたので、12月2日午前11時30分開場で厳選38名様。会費制で開催します。
もちろんシャンパンとボルドーはマグナム。お申し込みは社会医療研究所に早めにお願いします。

社会医療研究所 所長 小山秀夫