『わたしの金子みすゞ』

鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがって、みんないい。

カバンの中に薄い文庫本を忍ばせて旅をするのが好きだ。本が重く感じても、一冊はもっていないとおさまりがつかない気になる。ちばてつやさんの『わたしの金子みすゞ』が今は入ったままで、年越ししたので、こっそり開いてホッコリ。ちばさんは「みすゞさんの世界を、僕の幼い頃の体験も織りまぜて絵に描いてみたいと、切に思いました」ですからこの本は「みすゞお姉さんとてっちゃんの絵日記」なんだと思いますと書いています(ちくま文庫968)。

全国の書店をめぐり本探しで今年もブラブラします。冒頭の本は見開き右側にちばさんの文章があり、左側に詩があります。そっとページをめくると見開きいっぱいに絵があるのです。21枚の絵と詩がとてもいとおしいのです。

本はネットでも買えますが、手に取ってみないと中身が全く分かりませんので書店が必要です。全国で書店が激減し、本が読まれない時代になったのでしょう。

どう考えても悪い傾向のように思えてなりません。

社会医療ニュースVol.49 No.570 2023年1月15日