昭和の語り部
毎年8月は甲子園と太平洋戦争の鎮魂の日々です。エンゼルスの大谷翔平さんの投打に関心がありますが、それ以外は甲子園が気になります。
甲子園に出場してグランドに立った知人が2人いますが、ヒーロー以外の何物でもありません。多分、人生で1度あればすごいことで2度出場したとなると神業でしかありません。どう説明していいかわかりませんが、高校時代の最大の関心でしたし、その後も予選の段階から注目し、気が付けば半世紀が過ぎています。昨年が変則的だったので、今年は白球を思う存分追いかけて欲しいと念じています。
今年の鎮魂の日々に半藤一利さんがいないのが本当に寂しいです。今年1月12日にご逝去なさったとのことです。今手元に文藝春秋特別編集「永久保存版半藤一利の昭和史」があります。隅から隅まで日がな一日読書にふけりました。「そうだったな。そんなこともあったな。そういえば怒っていたな」などとぶつくさ独り言を言いながら楽しみました。
本棚には40冊の半藤本があります。今回知りましたが90冊以上お書きになっているようで、いくつも読み落としていたので、これからも読めるのかと希望が湧いてきました。それにしても90歳まで書き続けられた「昭和の語り部」に敬意を表します。
社会医療ニュースVol.47 No.553 2021年8月15日