政治の世界でも生成AIが国際的課題になった

岸田総理大臣は、フランスで開かれるOECDの会合などに出席するため、5月1日、日本を出発しました。OECDの閣僚理事会に出席し、議長国として演説するのに先立って記者団に対し、「ルールに基づく自由で公正な国際経済秩序を構築・強化する取り組みを主導していくことを訴えたい。生成AIをはじめとする国際的な課題の議論も推進したい」と述べました。ついに、政治の世界でも生成AIは国際的課題になったのです。

米株式市場での生成AI関連株の上昇が続いています。カリフォルニア州サンタクララに本社を置く大手半導体メーカーのエヌビディアは、生成AI製品における中核銘柄であるばかりか、エヌビディアがデータセンター向けAI半導体の代名詞でもあり、約8割の市場シェアを誇っているようです。日本での株価は、5月1日現在で864円、365日前は286円でした。 

米国株市場においては、生成AIの市場規模は今後2年以内に現在の2倍以上の巨大マーケットに成長するとの試算もあるそうです。生成AIの成長は、関連産業に密接に関連しているので、世界中で電力不足が起きるのではないかという憶測もまことしやかに噂されています。

社会医療ニュースVol.50 No.586 2024年5月15日