ワクチン騒動は続く
おかげさまでワクチン追加3回目接種券が届きました。すぐに、かかりつけ医に連絡しましたところ「すべて予約で埋まっていますので、いつになるかわかりません。市の集団接種に連絡してみてください」というご返事です。何が何だかわからないまま三鷹市のコールセンターに連絡しますと、親切丁寧に説明いただきスムーズに予約が取れたので拍子抜けです。ただし、ファイザーでなくモデルナということになりました。
よくわかりませんが、1回と2回がファイザーだった住民は「3回目もファイザーでないとダメだ」と判断しているそうですが、どこが発信元なのでしょうか?政府は、どちらでも構わないと言明していますよね。
ワクチン接種では、5歳から11歳までについて「強制はしない」「持病があるお子さんは摂取した方が良いかもしれない」とされていますが、どちらが良いのかの政府の公式な判断は示されていません。予防接種が科学的に絶対安全だと断言できる人は、過去の歴史からみても誰もいないのかもしれません。結局、自己責任、子どもの場合は親の判断ということになのでしょう。
このような状況で「ご自分の判断でどうぞ」といわれると、決められない、自分では決めてたくない、どうしていいかわからないという人は少なくありませんよね。そもそも「決める」という行為は、それ自体リスクなのです。自己決定したことについての結果責任は自分ですから、自分で決めていないから結果が悪ければ「政府のせいだ」といいたいので自己決定できないのかもしれません。もし、そんなことならワクチン騒動は続きますね。
完全無欠の安全神話とか、決めるというリスクを回避し何も決められないとか、誰かが決断したことに従うが全面的に責任とって欲しいなどということを考えると、1人ひとりが選択することを前提とする民主主義というのも、理想は高いが実態はポピリズムに過ぎないのではないのかと反省するしかないものなのかどうか、わからなくなるのです。「判断するにあたっての正確な情報が不足している」は確かですが、いつの世も情報不足でも判断せざるをえないこともあるように思います。
それにしてもオミクロンは、相当手ごわいですね。何しろ、感染スピードが半端ではない。
社会医療ニュースVol.48 No.559 2022年2月15日