マティスのダンスみました
マティスの『Dance』がズート以前からお気に入りです。確実にみられるのはニューヨークですが、それだけの理由ではいけませんよね。
1869年生まれのアンリ・マティスは「色彩の魔術師」とか評価されている半面で、フォーヴィスム(野獣派)のリーダー的存在として美術史に押し込まれているのが気に入りません。「マティスといえばフォービスム」というイメージが先行しますが、フォービスム的な作品を書いていた期間は1905年からの3年間くらいで、「マティスにとって通過点でしかなかった」という評価が適切だと思います。
『Dance』のモチーフは数多くの作品として残されていますが、躍動美と色彩美が素晴らしいのです。どの作品もすぐにでも踊りだしそうにみえるだけでなく、凝視していると物語が湧き出しそうに感じるのです。
ニューヨークでの医療施設視察旅行でのつかの間の楽しみは、《リゴレット》と『Dance』でしたが、マンハッタンの物価は異常に高く感じ、実は何も買えませんでした。何かサービスを受けるたびに税と20%が相場になっているチップが社会的に強制されるので、多くの地元民はチップ不要のファストフード店かスーパーマーケットを利用しているようです。
ニューヨークが狂乱物価なのか、それとも日本自体が貧乏になり、ドル安に追い打ちをかけられているような気分になり、腹だたしくもみじめな感覚を味わいました。
社会医療ニュースVol.50 No.592 2024年11月15日