年賀状はいつまで続ける
年賀状をいただき、ありがとうございました。30枚ぐらいに「年賀状は今年までにします」みたいなことが書いてありました。それと同数程度「今年は定年です」とか「あと1年で定年です」というのがありました。喪中欠礼のはがきも30枚程度いただいたので、年賀状の総数は少し減ってきています。
印鑑も廃止になり、DX時代ですので年賀状は廃止したい人は廃止しても良いと思います。高齢になってからの年賀状の整理や準備は大きな手間ですし、経済的負担もあります。でも年1回わたしが何をしているかをお知らせするつもりで年賀状はなるべくだすようにしています。皆様にいらないといわれた場合は、だしません。
年賀状より先にお歳暮お中元という習慣を廃止する会社や病院も多くなりましたね。会社はともかく病院はお歳暮をだす余裕もなくなりつつありますので、廃止すると明言していただければ「そうだよな」と思います。でも、わたしはほんのわずかな人にお歳暮差し上げています。それは習慣ではなく、感謝の気持ちをかたちで示させていただきたいと考えるからです。礼状も面倒ですし、運送業者が配達完了報告してくれるのでサンクスがなくても心配いりません。
さて、年賀状ですが、わたしはとりあえず80歳まではだそうと考えていますが、皆様はどうなさいますか?突然廃止するのも気が引けますが、なんか義務感を感じるようになったら「やめさせてもらいます。これまでありがとうございます。」と書いて終わりにしたらよいと思います。だしたい人にだし、返事が来なければ次年度はださないというのもありだと思います。
虚礼というのは「中身が伴っていないにもかかわらず表面上でみせかけている、形骸化した儀礼」という意味ですので、虚礼廃止は「形だけのやりとりをやめる」という意味になります。新年のあいさつ回りとか、心が伴わない年賀状、もう10年以上合わないのに送られてくるお歳暮は、この際、一気に廃止して、やりたい人だけがやりたいようにコミュニケーション手段として活用するようにしましょうね。
それと定年ですが、確かに人生の大きな節目ですよね。でも表現の裏に「未練みたいな悲壮感」を漂わせないでくださいませ。人生定年後が面白いし、何を目的に何をするかについては誰からも指示されませんので、自立し自律的に活動することが大事です。夢なきところ民は滅ぶと昔の人はいいましたが、高齢者こそ大志を抱く時代ですよね。
社会医療ニュースVol.48 No.558 2022年1月15日