11月15日の米大統領選は分水嶺
もしトラ、などと勝手なこと言っている人がいますが、トランプ前大統領の岩盤支持層は侮れませんし、どうなるかは選挙権を持つ米国のZ世代の判断次第ということなのです。
民主党のバイデン陣営は、医療保険制度改革法(オバマケア)を支持し、薬価の引き下げに賛成し、メディケアとメディケイドの拡大を支持しています。トランプ氏は、全てに反対の方針を明確にしています。両陣営は、どうにかウクライナ支援を続けることにはなっているようにみえますが、2国間での取引を重視し米国第一主義を掲げるトランプ流外交で何が起きるのかは予測不可能です。
はっきりわかるのは、11月15日の選挙結果が、世界を大きく変えることだけは明確です。現実には、バイデン勝利で平和が好転し、トランプ勝利で和平が進むとことを期待することはできないのではないかと思います。ガザの長期間の休戦すら実現できない現状は、先のことが予想できず、何が起こっても不思議でない混沌とした世界をグロテスクに突き付け続けてくるのでしょう。
社会医療ニュース Vol.50 No.586 2024年5月15日